技術系人材の求職活動状況の実態

複数の知り合いのヘッドハンターたちの話を総合すると、以下のようになりました。

技術系人材の求職活動動向として、a.自発的に求人に応募する人材、b.Webサイト経由にて求人情報を受け応募する人材、c.その他(縁故、スカウト、等)も人材に大別できます。
この中で、集計できるb.Webサイト経由にて求人情報を受け応募する人材の実態についてまとめてみました。 尚、技術経験分野を重複して経験している人もいるため、複数項目をカウントしている場合もあります。

全般についていうと、登録者総数に対して、技術系人材の求職者数が極端に少ないのが現状です。
これは、技術系人材の求職者は、一般に思われているほど、Web経由でキャリア登録していないということです。技術系人材の求職活動は、知人の紹介か、新聞広告に応募するか、あるいは、人材紹介会社経由での活動が考えられます。

ちなみに、大手Webバンク集計(登録者約数十万名)では、機械・自動車系人材及び電気・電子系人材を合わせて約10%程度となっています。
また、他Webバンク集計では、両分野の合計で5%程度となっています。

1. Webバンク(登録者約45万名)
機械・自動車系人材
 a. 設計・開発(機械) 1.2%
 b. 設計・開発(自動車) 0.6%
 c. 設計・開発(その他機械系) 0.5%
 d. 製造後術・生産技術 1.5%
 e. 品質管理・品質保証 1.2%
電気・電子系人材
 a. 設計・開発(電気・回路) 1.2%
 b. 設計・開発(半導体) 0.6%
 c. 設計・開発(その他電気系) 0.6%
 d. 製造後術・生産技術 1.3%
 e. 品質管理・品質保証 1.3%
2. Webバンク (登録者約17万名)
技術職(機械・電気・自動車等) 約5%
3. Webバンク (登録者約25万名)
電気・家電 1%
機械・精密機器 1.6%
製造業 2%
自動車製造・販売 1.3%